会津漆の芸術祭エクスカーション その3

共に行った4人のメンバーの感想です!

日本画二年 横井えり

今回、漆の芸術祭のエクスカーションにて、私は初めて福島県の会津若松市に行きました。そこは想像していた以上に暖かい雰囲気のある土地で、現地の方々は優しく接してくださり、将来住みたいなぁ~と思ってしまう程居心地の良い場所でした。

会津では漆に関わる職人さん・学芸員さんからお話をしていただき、全体を通して「漆」と「人」の距離の近さに驚きました。
私にとって漆は、日常的に見るものではなく、特別な時に見れる高価なものとしてのイメージが強くて、遠い存在と言えました。しかし漆に携わる方々の仕事や言葉に触れた事で、漆というのは思った以上に親しみのあるモノであり、温もりを感じられました。

また、漆の木を見たことで不思議な気分にもなりました。漆の木はとても珍しい形をしていて、自然の中で見るとちょっとした違和感のような印象も生まれ、結果的に様々な刺激を受けた2日間となりました。

この経験を生かし、芸術祭を盛り上げられるような作品を制作したいと思います。


日本画一年 船田榛果

23・24日と、会津漆の芸術祭のエクスカーションに、参加させていただいてきました。漆器の制作過程や歴史を知るだけでなく、実際の職人さんのお話をきいたり、現在作家として活躍している方や違う学校の学生さんとアートのことやお互いのことを話す機会も有りました。実際に対話したり間近で見たりすることを通して、なによりリアルな経験ができ、色々なことを吸収できたので、参加して本当に良かったと思います​。

今まで漆にはあまり目を向けてこなかったので、今回は興味深々でお話を聞けました。漆はかぶれることで有名ですが、蒔絵師の山内さんは「かぶれることは洗礼。そうすることで初めて​『漆かぶれ』な人間になれるんだ」と言っていたのが心に残っています。漆器をお客さんに長年使ってもらうことが一番の目的、本望と語る山内さんの気持ちは、今回お話を聞かなかったら知ることができなかったでしょう。 このリアルの声を生かして、今回の漆の芸術祭の制作に参加できたらと思っています。

また、会場視察もさせていただきました。会津若松市街全体を使った展示は、歴史のある蔵や酒蔵を回ります。地図を見ながら趣のある展示会場を周るのは一種の宝探しのようでした。とても素敵なところでの展示に今回関わることができるのをうれしく思います。

学び舎から一歩出た世界は見え方が変わります。 現地でしか味わえない、本やネット越しのイメージを超えたものがそこにはありました。 エクスカーションにお誘いいただき、ありがとうございました。



日本画一年 阿部友美

「漆を通して。」
会津の漆の芸術祭のためのエクスカーションにいって参りました。一泊二日のみっちり漆漬けで、初日はお椀を作る工房と蒔絵のや工房にお邪魔して見学。この日は工芸としての漆についての勉強という感じでした。間近で初めて見る職人さんの仕事は力一杯の仕事をしているというよりも手で撫でてその形に作られていくような優しい印象の作業でした。でも体験をした方を見ると、やっぱりやりづらそうで力も入るように思えました。これが職人業。と惚れ惚れな見学会でした。

 二日目は、今度は歴史や漆の植林地の見学。漆の植林地に行った時は、漆を採る作業を体験。木を殺さないで行うその作業はとても貴重なものです。

 私は漆について勉強するのはこれが初めてで、始めの慣れない環境に困惑する事も多々ありましたが職人さん主催者さん、参加者さんたちが色々と親切にして頂いたり貴重なお話も体験もしていただいたからこそ、この2日間を充実させて漆を知ることが出来ました。一歩進んでみたからこその広げられた視野でした。また会津という土地も初めて行けて、山形と同じ盆地でも開放感があり、気持ちがよく、また酒蔵も商店街も街並みにオシャレな統一感かあって歩いてるだけで楽しめました。漆も知れて、会津も知れてとても贅沢です。今後もこのような機会があったら尻込みせずに参加してゆきたいです。本当に今回を通して実感しました。


洋画一年 土屋絵里子

 福島県出身ということもあり、会津漆器・漆に惹かれる気持ちというのは以前からあったのですが、今回のエクスカーションに参加したことでよりその気持ちが深まったように思います。会津の蔵のある町並みも美しい旧さの残る非常に雰囲気の良いもので、街中を見て歩く機会が今までなかった自分にとっては目の開く思いでした。

中でも印象的だったのはあの艶やかな黒と赤の色の由来は生と死なのではないか、というお話で、東北画でこれから描かれていく陽と陰の部分にも繋がっていくのではないかという思いを持ちました。

しかしそれと同時に、今回の大作のテーマが妖怪であるからこそその題をどう落とし込むか、そして漆の芸術祭という場で漆に関連した絵として鑑賞されることを考えた時に漆の要素をどう絡ませるのか、そこが難しいのではないかと感じました。

こういった今回感じたことをもっと言葉に出して皆さんと共有していけたらなと思います。
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