方舟。

連日学生たちと話しています。
大学の入学式が4月24日に延期され、授業開始が5月以降となったため、まだ山形にいる学生は少ないのですが、開放されている学食はだんだんと熱を帯びてきています。

避難所でのボランティアに通うもの、子ども相手のワークショップを考えるもの、そして不安な気持ちを抱えたまま表現をやめないもの。
多くのひとたちが言葉を交わすことによって力を得てきているように思います。
それは僕も同じです。

チュートリアルではまず自身の表現活動はやめない、ということを話しました。
こんな非常時には美術は無力です。アーティストなんていう鎧を脱ぎさって、ひとりの人間としてできることから始めなくてはいけないことは間違いありません。学生たちもそれに向けて動き出しています。
けど、それとなんとか平行して、いつも隣にあった表現活動を続けていかないと心が折れてします。
そして今ここでしか描けなかったものが痕跡として残されていくのです。
それはどす黒い絶望なのかもしれないし、踏ん張った希望なのかもしれません。

「感情失禁」という言葉があるそうです。急性的なストレスによって感情が簡単に漏れてしまうことだそうです。まだ漏らすことのできる人はいいそうで、我慢して溜め込んでしまうと後々大変な状態にまでこじらせてしまう。

こんな時期だからといって「アートにできること」ばかり求められるのもしんどいでしょう。
こんなときなのに不謹慎と思われてしまうだろうイメージが浮かんでしまう、と話す学生もいました。

今だからこそ自分のために描きたい、今だからこそ他者のために動きたい。
そんな相反する思いにみんな切り裂かれているのです。

これから進むべきいくつかの方向性は見えてきました。
これから動き出せることでしょう。

最後に、みんな花見したいなぁって思ってます。。
                                             三瀬夏之介
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