東北画は可能か?

はじめまして!「東北画は可能か?」ブログがいよいよスタートします!
これから参加メンバーたちがリレー形式で各々の思いや情報などを発信していきます。

「東北画は可能か?」はわたし三瀬夏之介が、僕たちの本拠地である東北は山形における絵画表現のあり方を考えるために同僚であり友人である鴻崎正武さんを誘って、2009年の夏に始まりました。

当初はわたしが勤務する東北芸術工科大学の日本画コース、洋画コースの学生10名ほどの有志で始まったこのささやかな動きも、勉強会や講評会を重ね、東京での発表「東北画は可能か?其ノ一」を終えるころにはデザインコースや卒業生なども加わり、今では50名ほどの大所帯となりました。
現在では教員主導で行われるチュートリアル活動として運営されています。

講評会
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もちろん絵において最初から「東北を描こう」と規定することは不自由なことかもしれません。また「東北画」という新たなジャンルを捏造しようとしているのではないかという疑問もあるでしょう。

しかし本当の自由とはそこらに転がっているものではなく、自身に大前提のようにまとわりついているものを直視するところから始まり、血のにじむような努力の末につかみ取ってくるものだと僕は思うのです。

自分の作ったものがどこかで発表することによってあるジャンルにカテゴライズされていくこと。
洋画コースや日本画コースといったジャンルの中に存在している自身を見つめること。
そういった当たり前とされているものを脱臼させるために「東北画」という言葉は機能しないか?

日本や東北といった一言でくくられている土地の様々なグラデーションを感じること。
イメージを拡張し、想像の触手をまだ見ぬ世界に張りめぐらしていくこと。
その第一歩として、東北という地域に寄り添うきっかけに「東北画」という言葉は機能しないか?

都市から遠く離れた地域にほんとうに美術は必要とされているのか。
そもそも日本だって中心から遠く離れた一地域ではないのか。
その現在の日本を考えるキーワードとして「東北画」という言葉は機能しないか?

僕たちはいくつもの「?」を中心にしてこれから活動していきたいと思います。

                             (東北芸術工科大学 日本画コース 三瀬夏之介)

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